"共感"は優しさのある未来をつくる

 


こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、共感について書きます。


❤︎愛情は水のように上から下へ


"愛情は水のように上から下へ”とは、


親が子どもに何かをしてあげようとするときは、

上の子から順番にしてあげることです。


そうしていると、次第に

上の子は、下の子を「先にしてあげて」と言えるようになり、

下の子の心を汲めるようになっていく、自然と共感できるようになっていきます。


❤︎お兄ちゃん、お姉ちゃんでしょ


ところが、

「お兄ちゃんでしょ」

「お姉ちゃんでしょ、我慢しなさい」

と強制すると、


上の子は、下の子に対して思いやりの感情は生まれることはなく、

見せかけの共感を示すことになります。


❤︎見せかけの共感を本当の共感と思い込む


さらに怖いことは、

その見せかけの共感を

親から褒められると

その見せかけの共感を本当の共感と思い込んでしまいます。


そうなると、

共感の気持ちが育たなくなります。


❤︎"共感"は生来持っているもの


人はみな、

生まれつき共感する力を持っているといわれます。


しかし、

誰もが共感力を持って生まれてくるとはいえ、

幼少時の育てられ方で、

その力が弱まってしまうことがあります。


つまり、

共感を育てないと育たないということです。


❤︎子どもの共感力を育むには


本格的に共感を育て始めるなら、

まわりを意識するようになる 5歳から7歳が最適だといわれます。


子どもたちは5歳から7歳くらいを境に、

人と人との違いや共通点に気づき始めます。


また、

言語能力・情緒的な機能が向上し、

思考能力・学習能力・問題解決能力の発達が加速するのもこの年齢です。


❤︎子どもの心に共感の種を育てる方法


❶子どもの気持ちや他の人の気持ちを認め、受け入れる。


❷子どもの気持ちや他の人の気持ちについて、日常的に話し合う。


❸"私"を主語にして気持ちを話してもらう。


たとえば、

「私はうれしい(そのときの気持ちを表現)。

「なぜなら、お姉ちゃんが私に本を読んでくだから(その気持ちが生じた理由を説明)」

必要であれば、

「私も、妹に本を読んであげたい(その気持ちを受けて自分がしたいことを表現)」


❹「ごめんなさい」の正しい使いかたを教える。


子どもに、

「悪かった」と感じた理由を説明し、

自分の言動や行動の悪かった点について自覚を持ち、

相手に与えた影響について理解していることを表現するためです。


❺相手の気持ちを尋ねるのは大切だが、ボディランゲージや"空気の読み方"を子どもに教えると、共感をより深く育むことができる。


❤︎まとめ。"共感"は優しさのある未来をつくる


愛情は水のように上の子から下の子へ

上の子は、親から我慢を強いられずに優先されると

下の子を優先してあげようと思うようになっていきます。

本当の共感する気持ちが育っていきます。

"共感"は本当の優しさです。

あわてず、ゆっくりと育てていってあげてほしいと思います。

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